Home > Archives > 2009年12月

2009年12月

別荘での田舎暮らし

近年、都会暮しの人や、仕事が一段落し第2の人生を歩む人たちの間で「田舎暮し」が注目を浴びており、

・もっと人と深い関わりがほしい
・自然と親しむ生活がしたい

などの憧れからくるものも含め、理由は様々です。
「田舎暮し」のメリットは自然の美しい景色、そして、きれいでおいしい空気と水が味わえることだと思います。
広い土地や、なんといっても都会と違って自分のペースに合わせたゆったりとした生活を送ることができることも魅力ですよね。
定年退職後の方や団塊の世代の方たちは、

・第2の人生
・人生最後の贅沢

として、田舎暮らしをするための別荘(セカンドハウス)を持つ人達がとても多くなってきているそうです。
自分の「ふるさと」の土地に別荘を建てる人もいれば、「リゾート」を求める人もいらっしゃるようです。
海、山、温泉、渓谷、森林……と憧れの場所は沢山あるでしょう。
また、別荘もその場所にあった外観と利便性があって、例えば、那須や軽井沢などの「高原」といえる場所には、三角屋根で、窓の大きいのが特徴のアメリカの「リンダルシダー」社の別荘の造りが、とても絵になりそうです。
また地域でおすすめなのは千葉県の「南房総」です。
千葉県外房エリアは太平洋に面した海洋性気候の地域で、冬暖かく夏涼しいすごしやすい地域だからです。
66kmにも及ぶ九十九里浜は、海岸線や砂浜を活用してマリンスポーツや、観光漁業などの海浜レクリエーションを年間を通じて楽しむことができます。
また、房総丘陵の豊かな森林資源や美しい渓谷に囲まれた中で、豊富な農林産物に恵まれているエリアでもあります。

田舎暮らしを支援する組織やサイトについて

地域によっては、田舎暮らしを支援するためのNPO法人が存在しますし、地方自治体も田舎暮らしを支援するためのサイトを開設していたりします。

NPO田舎暮らし支援ネット
NPO法人 伊豆の田舎暮らし夢支援センター
兵庫で田舎暮らし ~多自然居住支援サイト~

以上は一例ですので、ネットを検索してみてください、もっと沢山のサイトが見つかると思います。

田舎暮らしをすることを考え、何度も憧れの土地を訪れ、田舎での生活も思い描けるようになってきた方もいらっしゃると思います。
しかし、今までに書いてきたように、田舎暮らしを始めるにあたっては解決しなければならない課題がいくつもあり、今ひとつ決断に踏み切る事ができない、という方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな人のために、上記のような団体やサイトがサポートしてくれるかもしれません。
こうした団体やサイトでは、田舎生活体験や田舎物件の賃貸等の田舎暮らしに向けたアドバイスを受けることができるでしょう。
例えば、定住することも考えたら、

・農業体験
・特産物などを作るふるさと体験
・漁業を体験するツアー

などを企画・実地している地域もありますので、利用してみるのもひとつの方法でしょう。
こうした組織やサイトは、地域社会の活性化に寄与する事を目的とし、町づくりの推進を図る活動をしていますし、その一環として、「Uターン」者のフォローアップも支援しているところもあります。
田舎暮らし用の空き家や、土地を紹介したり、就労の仲介をしているところもありますし、認定NPO法人 ふるさと回帰支援センターでは、全国規模で「100万人のふるさと回帰・循環運動」というイベントを行っています。
これは、

・地方での生活を望む都市生活者
・定年退職者

を対象に、さまざまな形で人々が都市から地方に回帰し、健康で安らぎのあるより豊かな生活を創造することを目指す社会運動なのです。
それぞれの地域によっては、「田舎暮らし体験滞在」なども企画しており「この町・村の魅力をもっと知ってもらおう」というこの地域に寄り添う田舎暮らしの提案を行っていくということです。
田舎暮らしというと、「自給自足の暮らし」というイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、何も自給自足を目指すことだけが田舎暮らしの道ではないのです。
それは、田舎に暮らす人達が全員自給自足の生活をしていないことを見れば明らかですよね。
また、定年退職を機に「ただ、環境がよい場所でのんびりと暮らしたい」そのように思っている方のためにも、受け皿となってくれる場所はきっとありますので、こうした支援組織やサイトを利用してみるメリットは大きいと思います。

田舎暮らしと仕事・職探し

「田舎暮らし」の目的や暮らし方は人それぞれだと思います。
そうした田舎暮らしを考えているという方の中でも

・仕事の都合で「田舎」へ転勤した人
・定年退職して退職金や年金で暮らしていけるという人
・都会でやってる仕事を田舎でもそのまま続けられる人

というのは、田舎暮らしを始めるにあたって仕事や職探しということを気にする必要はないによう思われます。
しかし、「田舎」へ定住を希望し、更に越してきてから仕事を探すというのは思った以上に大変でしょう。
例えば、ネット上を調べてみると定年世代よりもっと若い世代の人でも、故郷で暮らすことになって仕事を探しているがなかなか見つからなくて、そのことが結婚の障害になっている、というような相談が寄せられていたりします。
全体的に都会と違って田舎では仕事は少なく、収入も金額面では都会ほど期待できません。(その分家賃などの生活費が安くつくといことはあるでしょうが。)
仕事を得るための方法としては、地元の「ハローワーク」ももちろんですが、その他「シルバー人材センター」に登録する方法や、また、自治体がさまざまな講習の講師や地域活動の委員を募集することもありますすので、広報誌などをチェックすることも必要だと思います。(広報誌をネットで見ることのできる地方地自体もあるようです。)
また、一番は好きなこと、やりたいことが繋がりそうなヒントを見つけ、自分から新しいことにチャレンジしていくというのもひとつの方法かもしれません。
例えば、農業、酪農や公務員は誰でもすぐに思いつくでしょう。
そこで、ひとつのヒントとして、田舎は車社会といわれていることがあります。
とはいっても、実は、特にお年寄りの方の中には車を持っていない人も多数暮らしていらっしゃいます。
しかし、公共のバス、電車(現在では特にバス)どは都会に比べると格段に本数が少なく、タクシーの需要が以外にも多いことから、タクシーの運転手などが選択肢としてあげられると思います。
また、今はインターネットが普及しているので、ネット関係の仕事を選ぶということも不可能ではありません。
ネット関連の仕事をざっと考えてみても

・ホームページデザイナー
・CGデザイナー
・プログラマー

などのちょっと特殊な技能があればもちろんのことですが、
田舎ならではの特徴を活かして

・自家製の無農薬有機野菜
・特産品

などを取り扱うインターネットショップの運営など、アイディア次第でインターネット上でのビジネスには、まだまだ無限の可能性があると思います。
もちろん、自社サイトの運営のほか楽天市場のようなショッピングサイトに参加する方法もあります。
その他、地域によってはペンション経営や、観光客にインストラクターをするだけではなく、都会で培った経験・人脈を生かして実店舗でショップ経営をしている方もいらっしゃるようです。

Home > Archives > 2009年12月

Search
Feeds

Page Top