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定年後の独立について

定年を機に独立を考えている方もいらっしゃることと思いますので、調べてみました。
まず、定年後の独立の注意点です。
定年後の独立を計画されている方は、会社に所属していたときの顧客・取引先等の人脈が使えるとは限らないということを計算に入れなければならないでしょう。
もし、大企業に勤めていたり、役職が高かったりすると、つい勘違いしてしまいがちですが、いざ独立してみたら、付き合いが途絶えてしまうこともよく起こることのようです。
本当に相手を満足させる仕事ができなければ、独立したばかりの時にはご祝儀的に仕事をくれたとしても、長くは続かないことも考えられます。
一般的に会社に所属している間は、気が付かないうちに、その会社が培ってきたブランド力の恩恵を受けているものです。
それを自分個人のの力だと錯覚してしまうと、定年後の独立はとても悲惨なものになるかもしれません。
独立すれば人に使われなくて済む、再就職先を探さなくていいなどの軽い気持ちで定年後の独立を考えているのなら、やめておいた方が無難かと思います。
独立するということは、何もかも一人でやり、自分が責任を取るということですから、言い換えれば他者や同僚、他の部署の責任にはできないということです。
また、退職時どんな役職えあったとしても、例えそれが退職前から付き合いだとしても、独立後は全てがお客さんというこになりまから、予想外の苦労や精神的負担があるかも知れません。
どんなに苦労してもがんばっていく、という覚悟と家族の理解が必須のものとなるでしょう。
ゆくゆくは規模を大きくしてスタッフを揃える計画だとしても、最初一人で始める場合は、経理や税金や法律に関する勉強も必要ですし、今までなら誰かがやってくれていた、コピーをとったり、場合によって荷造りや発送なども自分でこなさなければなりませんし、もし、一人でできないとなれば、できる人を雇わなければなりません。
明確に独立する理由がなければ、事業が軌道に乗るまでに挫けてしまうかもしれません。
定年後の独立で大成功した人もいますが、その何倍もの失敗者がいることを忘れないようにすべきです。
私の知り合いの中にも何人か定年後に独立された方がいらっしゃいます。
そのうち2人の方と独立後に会う機会があり、話を聞きました。
現在は、お二人とも順調に仕事をされているようですが、独立開業後に話を伺ったときには次のような感じでした。
1人の方は、それまでと同じ業界の仕事を始められたのですが、最初の頃は「まさか、こんなに大変だとは思わなかった。収入もずいぶん減った。」とおっしゃっていました。
もう一人の方は、退職前とは全く異なる業種の仕事を始められたので、独立というわけではありませんが、やはり最初の頃は「従業員の給料の不足分は退職金を取り崩して補っていて、私の給料は今のところゼロです。」と笑って話されていました。
やはり、定年後に独立しようと思っている人は、定年の遥か前に準備を整えておく方がよいのでしょう。
いざ定年直前になって、独立でもしようかなんていう甘い考えでは定年後の独立は難しいでしょう。

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