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2009年11月

田舎暮らしと古民家

いろいろ調べてみると、「古民家」というのは、どうやら正式な建造物としての名称ではないようです。
しかし、一般的には築年数が半世紀以上前のもので、「茅葺き屋根」、「土間」、「太い柱と梁」など、日本古来からの伝統的な様式を持つ民家が「古民家」と呼ばれているようです。
黒光りした立派な大黒柱や梁などがあり、欅(けやき)や栗などが建築材料として使われています。
現在これらの立派な材料を手に入れようとしたら驚くほど高価な素材がふんだんに使われているのも、古民家の特徴ですよね。
また、古民家はシックハウスやアトピーなどの原因となる新建材や合板などの有害物質を含んだ素材がないので、人間の体や自然に負担をかけない、環境にやさしい建築ということもできます。
調べてみると、木材というものは数百年経っていても再生が可能だそうです。
つまり、リサイクルが可能で、水や空気を汚すことがないということです。
また、古民家は、その土地土地の環境に適した生活に合うように建てられた建物です。
古民家は、そういう意味からしても農作業をするのに適した造りになっていることが多いので、都会の住宅、特にマンションなどと比べると、同等の暮らし易さ、快適さ、利便性を求めるのは困難といえるでしょう。
古民家での田舎暮らしを考えられている方は、そういった面も十分考慮する必要があるでしょう。
見学のために訪れているのではなく、実際にそこに住んで暮らすわけですから、憧れだけではなく、生活を営む場という観点から見ていかなければならないと思います。
ざっと考えて見ても、古民家というのは、例えば壁の間仕切りがない、トイレが屋外にある、水洗ではない、台所が裏手の離れた所にある、などという構造上の特徴があげられるでしょう。
最近では全国各地の「古民家」物件を扱っている専門不動産もあるようです。
しかし、どのようなルートで「古民家」を入手するとしても、実際に「古民家」で暮らし始めるということは、その田舎へ仲間入りするということに他なりませんから、もし、あなたが田舎で大切とされる、濃い人付き合いが苦手な人とか、別荘感覚で週末利用、という場合には生活に必要な人間関係を築くことが困難で、田舎での暮らしに向かないかもしれません。
「古民家」を単なる郷愁や憧れだけで求めてはいないか、今一度よく考えてみる必要があると思います。

田舎暮らしのための不動産情報

最近ではのんびりと静かな所で暮らしたいと、田舎暮らしやスローライフを求める人が増えているようで、その中心は団塊の世代の方達のようなのですが、若い夫婦や外国の方にも人気があるようです。
もし、田舎暮らしをするとしたら、どのようなことを期待されますか?

・海沿いの場所がいい
・自給自足ができるある程度の広さの土地欲しい
・森や渓谷など自然を満喫できるところがいい

など、ちょっと考えただけでも、憧れの生活の条件はたくさんあり、人それぞれといったところでしょう。
とりあえず、頭の中で「田舎に住みたい」と思っても、どうやって場所を見つければよいか分からない人もいらっしゃると思います。
例えば、近くの不動産屋などで調べても「田舎物件」や「田舎不動産」という漠然とした名称では取扱はないかもしれませんが、地方の行政や商工課などが運営する、全国各地のふるさと情報館や、今の時代インターネットを利用すれば、全国の土地や古民家の物件、場所、土地の広さ、価格、中には、リゾート地の別荘や土地の紹介、土地付古民家の売り出し情報などまで調べることができます。
試しに、「田舎物件」や「田舎不動産」のキーワードで検索してみてください、不動産物件を扱うたくさんのサイトが表示されます。
田舎暮らし専門の不動産業者や田舎暮らしの専門雑誌などにも情報があります。
ただ、こうしたネットでの単純な検索とは異なり、実際に田舎暮らしをするとなると、手に入れた物件によって、様々な物件の状態が予想されます。
例えば、古民家などではそのまますぐに居住できるかわかりませんし、田舎では生活インフラが都会は全然違いますし、暑い時期、寒い時期の様子などもしっかり調査する必要があり、現地の下見は欠かせない条件となります。
また、「田舎暮らし」ということは、あくまでその場所で「暮らし」続けていくわけですから、仕事の問題や田舎ならではの土地の人との交流、人間関係など、都会とは大きく異なる点にも十分注意しながら計画する必要があります。

田舎暮らしと住宅について

田舎暮らしが最近では静かなブームとなりつつあるようなのです。
それは、都会生活での喧騒から逃れ、あえて便利さを遠ざけ、のんびりと静かな所で暮らしたい、と願う人やスローライフとしての田舎暮らしを求める人が増えていることが関係しているようです。
特に団塊の世代の方々を中心に、若い夫婦や外国人にも田舎暮らしに憧れを持つ傾向がみられるということです。
まず、田舎暮らしを実践するにあたっての最大の問題は「どの地域に住むか」という、場所の問題がありますよね。
そして、田舎暮らしをする場所、地域、つまり目的地を決めたら、その次に大事になってくるのが生活の場、つまり田舎暮らしをするにあたっての住宅物件をどう探すか、という一番現実的な問題があります。
恐らく最初は、どこで田舎暮らしをするかという理想と思われる場所の選択からはじまることでしょう。
次の段階では、もっと現実的なことを解決する必要があるということですから

・各地域のふるさと情報館
・不動産屋
・インターネット

など、できる限りの手段を利用して、全国の土地や古民家の物件を調べることになります。
しかし、実際には、憧れの田舎暮らしをしたいが、本当に当地で初めて接する人たちとうまく生活していけるのだろうか、という不安、また仕事をどうするかという大きい問題、などが立ちはだかり、そう簡単には田舎暮らしをスタートできない人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
田舎暮らしやスローライフについては、実体験、経験者が書いた本やインターネットのブログなどが参考になるのではないかと思いますので、検索サイトで検索するのがよいと思います。
こうした書籍では、地方の田舎暮らし物件の探し方にも触れられていますので、参考になるでしょう。
また、田舎暮らし物件、古民家部件などを専門医紹介する不動産業者もあるようです。
一方で、人口減少や過疎に悩む地方の解決策の一つとして、行政、つまり村役場など自らが、

・田舎暮らし体験企画
・必要な情報
・金銭を伴う支援策

などを実施していることもあります。
また、田舎暮らしに関するメールマガジンを発行している地方自治体もありますので、登録して情報収集に役立てることもできます。

・地方自治体が発行する田舎暮らしに関するメールマガジンの例
田舎暮らし応援県わかやま メールマガジン登録はこちらからどうぞ

憧れのままで終わらせることなく、使える手段や情報源を活用して、必要な情報をかき集め、田舎暮らしにふさわしい物件を捜し求めるようにして下さい。

田舎物件はこうして探す―300万円で手に入れる田舎暮らし

田舎暮らしの魅力

田舎暮らしがひそかなブームとなっているようです。
専門雑誌や田舎暮らしについての経験を書いた本、テレビ番組なども度々田舎暮らしを取り上げていますよね。
かつては、田舎にはネガティブなイメージがあったと思いますが、どうしてでしょうか?
そう思っていろいろネットを見てみると、今の日本では、特に大都市や地方の中心都市では、必要なものは近いところで何でも手に入りますし、一日をどう過ごそうか、あるいは暇つぶししようかと予定の決まらない休日であっても、レジャー施設や娯楽施設がたくさんありますから、とにかく出かければなにがしかの楽しみも見つけられる、という生活を送ることができます。
また、お腹が空けばファーストフード店や、コンビニなどもすぐ近くに、しかも複数の競合店がそう遠くない間隔で立ち並んでいるので便利ですよね。
鉄道、地下鉄、バスなど交通の種類と本数も恵まれており、深夜まで移動に困ることがありません。
この便利さは、携帯電話が登場してますます加速されています。
さらにこうした文明の利器はどんどん進化しつづけ、それを求める人間の要求もとどまることなく「もっともっと」と、便利さや進化を望み、追求していくようになっています。
ただ、こうした快適で便利な生活から距離を置いて、もっと人とのふれあいや時間のゆとり、のんびりと静かなライフスタイルを望んでいる人も確実にいらっしゃるということです。
それが、今回のカテゴリーとしてとりあげる、田舎暮らしに代表されるスローライフを求める人達でしょう。
特に団塊の世代の方たちは「田舎暮らし」というより、そのうち4割は定年退職後は「ふるさと暮らし」を希望しているということを聞きました。
サラリーマンとして、企業戦士として猛烈に働いた人に、そのような志向の方が多いようです。
豊かな自然に囲まれ、ゆったりとした時間の中で、金銭や便利さよりもメンタルな充実を求めていらっしゃるのでしょう。
最近、「ふるさと回帰」「2地域居住」「定年帰農」などがキーワードになってもいます。
団塊世代の大量退職に伴い、地方では行政が上げて田舎暮らしの支援をする企画なども生まれています。
今回このカテゴリーの記事を書くために、ネットをあちこち見ていると。田舎暮らしがライフスタイルの一環として定着しそうだと言っても過言ではない気さえします。

定年退職後の世界旅を綴ったブログ

インターネットを定年に関する情報を探してウロウロしていて見つけたブログです。
「定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録」だそうで、現在も、ご夫婦で北欧旅行をされている様子が更新されています。

最近の記事を読んでみると、「オスロに着いて、まずホテル探しである。」という具合に、かなり行き当たりばったりの気ままな旅行のようで、言葉が通じないために思いがけない出費があったとかとか、かなりアバウトな感じがいいです。

結果としてはパック旅行の方が安いのかもしれませんが、日程に追われて移動して、スケジュールをこなして帰った、という感じの旅行より遥かにいい思い出になるのでしょう。
定年後に気ままな旅、ひとつの夢かもしれません。
それを格安チケットとユーレイルパスセイバーを使って実現されたこのご夫婦は、なんともうらやましい気がします。

老夫婦バックパッカー世界旅

定年と田舎暮らし

定年後に田舎暮らしを始められる方もいらっしゃるようです。
確かに都会は生活には便利で、楽しみもたくさんありますよね。
一方で通勤電車に揉まれ、忙しく仕事をし……という生活を定年を機に変えるために、自然に囲まれた静かな暮らしをしたい、という気持ちから田舎暮らしを選ばれる方もいらっしゃるでしょう。
また、各地方自治体では、人口減の対策として田舎暮らしを支援しているところもあるようです。
また、そういった目的とは別に、ご夫婦でいずれかの故郷で生活を始められる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、田舎暮らしというと夢があって希望のある生活のような響きではありますが、そこには生活や人間関係といった現実もあります。
人との関係も街での暮らしとは違ってきます。
このカテゴリーでは、「定年後は田舎暮らしを……」と考えられている方に参考になりそうなことを調べてまとめてみたいと思います。

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